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三蔵

2017.01.07 Saturday | by kawa-su

宗教とは何だろう?

古代の宗教なら単純だ。

神がかりの巫女(神子)が神の言葉を述べることが宗教だった。それに政治が加わり、宗教は政治に利用される。

仏教のもととなった古代インドのリグ・ヴェーダの初めは、インドラ(帝釈天)と言う戦い(政治)の神をたたえる詩がほとんどだった。

政治宗教の次に来る宗教が、信じることが重要な宗教だ。

そして、この信じる(信仰心)の宗教が世界の宗教のほとんどを占めている。

キリスト教やイスラム教、ユダヤ教など欧米の宗教は神を信じると言うことが信者の一番の勤めだ。

だいたい、信者と言う呼び名が信じる者と言うことだから欧米の宗教は信仰心とほぼイコールとなっている。

しかし、信じる対象が間違っていたらその宗教を信じると言うことは最悪になる可能性もある。

通常「信じなさい」と言うのは詐欺師だと決まっている。

それ故、信じなさいと言う宗教も詐欺師と変わらないと考えるのが普通なのだが、ほとんどの人はそうは思わないし、教育が高いと思われる人たちも宗教となると幼児と同じくらいのレベルとなってしまう。

ただ、宗教の場合、騙されてもお金を取られるだけでポジティブになれると言う場合もある。

宗教のほとんどは、表向き、社会に対して善い行いをしなさいと言っているので、社会福祉や恵まれない国や人を助けるなんて言うことを宗教はよくやるし、それを手伝う信者も、社会に貢献しているのだと行動していれば、生き方がポジティブになる。それ故、宗教としては騙されても本人にとっては良いと言う場合もある。

だから一概に信仰宗教は悪だとは決めつけられない。

信仰心ではない宗教と言うと何だろう?

それは戒律と論(他の人の論を信仰すればそれは信じる宗教だが)だ。

仏教ではこの二つに経(教は自分で何が書かれているのか考えれば論となるが、ただ信じるだけなら信仰となる)を加えたのを三蔵と呼ぶ。

有名な三蔵法師がインドより持ち帰ったのがこの三蔵である。

釈迦の教えが経で、それに色々な人が解説をしたのが論、そして弟子(修行者)が守らなければならないのが律だ。

律(戒律)の意味は簡単だ。

人を殺してはいけないとか盗みはいけないみたいなことで、仏教なら肉を食べてはいけないとかセックスをしてはいけないみたいなこともあるだろう。

何しろしてはいけないことが律だ。

この律をちゃんと守るような僧がいないのは誰もが知っているところだ。

経と論は教えのことだが、ほとんどの信者はそれらの中身を知らない。だいたい僧でもお経は読めても中身は知らないと言う者もいるだろう。

ましてや、信者となるとほとんどの者はよくわからないはずだ。

つまり、仏教でいう三蔵は信者にはほとんど関係ないし、僧侶にとっても意味がない感じになっている。

その三蔵よりも信じることが重要だと教えられる。

そしてこれは仏教だけでなく信仰を重要視する宗教はみな同じようなものだ。


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2017.03.06 Monday | by スポンサードリンク

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